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03|ふるさと納税の募集にかかる経費

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--------- まとめ ----------  益子町は、「新ましこ未来計画」第 4 版で、安定した財政運営に関した政策の一つに、ふるさと納税への取組みを位置づけています。その目標値は 1 億円ですが、令和 2 年度の実績値は約 4 千 185 万 2 千円と公表されています。  ただし、総務省が公開する資料によれば、同年度に益子町がふるさと納税の募集にかけた経費は約 2 千 57 万 5 千円で、実績値の約 49.2% を占め、実収入は約 2 千 127 万 6 千円となります ( 図 1) 。    経費の内訳など、くわしくは続くページでみていきます。  本記事はPDFでもご覧いただけます▷ PDF 図 1   益子町のふるさと納税目標値と実績値、実収入   出典 : 益子町「新ましこ未来計画」第 4 版 ( 令和元年改訂 ) 、 2019 年、 63 頁。総務省「各自治体のふるさと納税受入額及び受入件数 平成 20 年度 - 令和 2 年度」 2020 年     ---------- 本編 ---------- 目次 1: 新ましこ未来計画とふるさと納税 2: ふるさと納税の募集にかかる経費     1: 新ましこ未来計画とふるさと納税    益子町は、「町の経営計画書」として「新ましこ未来計画」を策定しています。同計画の安定した財政運営に関した政策の一つに、ふるさと納税への取組みが位置づけられます。目標値「 1 億円」は、「人口推移を考慮した個人町民税の減収見込額」に当たるとされます * 。   * 出典 : 「令和元年度 成果指標等の進捗状況」益子町、 16 頁     http://www.town.mashiko.tochigi.jp/data/doc/1618551676_doc_135_0.pdf     図 2   新ましこ未来計画の施策「安定した財源確保への取組」に位置づけられたふるさと納税 出典 : 益子町「新ましこ未来計画...

02|益子町の財政を客観的にみる

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--------- まとめ ---------- 益子町の財政を客観的にみるため、栃木県が令和 2 年度の県内市町の財政状況をまとめた資料を読み解きます。他の市町の状況との比較によって、わかってくることがあります。   県内の 25 市町の中での、益子町の財政指標ごとの順位は、次の通りでした。自主財源比率は 24 位、経常収支比率は 6 位、 3 ヶ年平均で見る実質公債比率は 16 位、将来負担比率は 19 位、財政力指数は 21 位です ( 図 1) 。   くわしくは、続くページでみていきます。 本記事はPDFでもご覧いただけます▷ PDF 図 1   益子町が財政指標ごとに栃木県の全市町の中で占める順位 ( 令和 2 年度 ) 。 出典 : 栃木県総合政策部市町村課「令和 3 (2021) 年度版 栃木県市町村財政の状況」 6-15 頁 ( 廣瀬写図 ) https://www.pref.tochigi.lg.jp/a02/pref/shichouson/zaisei/documents/r3visual.pdf     ---------- 本編 ---------- 目次 1: 自主財源比率 2: 経常収支比率 3: 実質公債比率 4: 将来負担比率 5: 財政力指数 6: 財政比較分析表を読み解く (以上は「栃木県市町村財政の状況」の目次順 )     1: 自主財源比率   「自主財源」は、市町村がみずから得られる財源のことです。地方税、使用料・手数料、諸収入などが、その中に含まれます ( 図 2) 。   令和 2 年度の栃木県では、すべての市町の財源のうち、自主財源が占める割合は、平均 38.7% で、最高値は芳賀町の 50.7% でした 。   益子町は、 27.4% で、 25 市町中 24 位です。残る 72.6% の収入は、国、県の基準や意思決定により得られ、これを依存財源といいます。   図 2   自...